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掻くこと


\ 掻いたらダメって言ったでしょ!!/

漠然と「掻くことはいけないことだ」という認識があるわたしたち。この資料では「掻く」という行為について、もっと深く知っていただくことをテーマにします。

まず掻くことついて、一般的な西洋医療の観点をお伝えしますね。

掻くという行為とその影響

  • 防御反応: 掻く行為は皮膚から異物を取り除き、痒みのない元の状態に戻そうとする自己防衛反応の一つです。

  • 一時的な鎮痒: 掻くと痛みを感じる神経回路が活性化され、そのシグナルがかゆみの神経回路の活動を抑制します。これにより一時的に痒みが収まる(鎮痒)仕組みが働きます。

  • 報酬系への関与: 掻くことで脳の報酬系が反応し、「気持ちいい」と感じることが分かっています。

  • 悪循環: 掻きすぎると皮膚を傷つけ、炎症を悪化させます。これによりかゆみ物質がさらに放出されたり、皮膚の神経が敏感になったりして、わずかな刺激でも痒みが生じやすくなる「かゆみの悪循環」が起こります。この悪循環は、アトピー性皮膚炎などの慢性的な皮膚疾患で特に問題となります。



そして最後の項目については以下のような説明が補足されます。

ただし、掻くことのメリットは主に一時的・本能的な役割であり、現代医療が慢性皮膚疾患を治療する上では、掻くことによるデメリットの方がはるかに大きいとされています。

過度な掻破は、皮膚のバリア機能を破壊し、炎症を悪化させ、最終的に「痒いから掻く、掻くからもっと痒くなる」という病的な悪循環(イッチ・スクラッチ・サイクル)を生み出す主な原因となります。

したがって、西洋医療では、痒みの原因を特定し、薬物療法などで痒みそのものを抑えることで、この悪循環を断ち切ることが治療の基本となります。

ここからは私が今回のリバウンドから、さらに体感を深めた掻くことについて書いていきます。

今回のリバウンドは掻いて掻いて掻きまくりました。3週目までは1日に2回以上、1番酷かった時期は掻き壊すと、皮膚がなくなり、膿とリンパ液とでドロドロになって滑るほど掻きました。

結果はストーリーでお伝えしてきた通り、日に日に回復していきました。西洋医療で言うところのデメリットは現れませんでした。

ですが、以前の私は完全にデメリットの塊で、掻いては悪化して、悪化したまま戻らない状態を過ごしてきました。

ここからはその違いについてまとめていきます。


1、悪化と改善の分かれ道

とてもシンプルな話ですが、掻いても下で控えている皮膚が強くなっていれば、瘡蓋が剥がれたあと、元気な皮膚が出てきます。

でも控えている皮膚が弱いままだと、掻くたびに皮膚が脆く壊れます。

ただここで掻くことをしなければ治るかというと、控えが弱いままなので、安定しない皮膚のまま治りません。控えが弱いということは、痒みが強い状態でもあります。

強い控えを作っていくために、生活改善(ケアや食事など)が必要になります。


2、掻くことは合理的

私は「掻くから悪化する」と医師や親に言われてきたし、実際にその通りだと思ってきたので、痒みに耐えきれず掻いてしまう自分をいつも根性なしだと責めてきました。

でも「掻くから改善する」と脱ステをして14年、様々な事象に出会うたびに感じるようになりました。

そして今回はその極みでもありました。 掻くことで何が起こるか、要素は大きく2つあります。



①排出の手助けになる

掻くことで皮膚が剥がれ、滲出液や血液が出ます。 まさに身体の不要物を捨てる作業の促進です。

そして、皮膚に傷(隙間)ができることで気体の放出もしやすくなります。すると熱がこもりにくくなり、肌が涼しい感覚を感じることもあります。

火照りが抜けると体感は楽になります。



②再生の手助けになる

掻くことは強いマッサージのようなものでもあります。血流が促進されると、新しい細胞の原料が豊富に届きます。たっぷりの血流が強い細胞を作ってくれます。

アトピー改善にはセルフケアや整体が必須という私の考えはこの血流の部分にあります。

食事なども大切ではありますが、身体の滞りがある状態では、いくら食べ物を気をつけていても、消化も循環も出来ないからです。




ここまでをまとめると、アトピー改善するには「生活改善×掻く」が最短最速になります。

掻くことについて、ちょっと抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれませんが…。身体は不要なことはしないんです。

でも現状のままでは元気になりきれない要素があるから改善が遠のいています。それは生活改善で取り除くことができます。

このように掻くこと自体は悪いことではありません。 それを知っていれば、掻いてしまう自分を責めること、掻いてしまう我が子を責めてしまうことはきっとなくなっていきます。

自分や我が子を責める気持ち、私はどちらも経験しているのでとても辛いものだと知っています。これがなくなるだけでもどれだけ心が救われたことか。

好きなだけ掻いたらいいよ!と言ってもらえたら、どれだけ気持ちが楽になることか。

気持ちが楽になることは、身体の治癒力を後押しすることにも繋がります。身体はリラックスしている時に修復をするのです。

アトピー改善は数日で終わることはほぼありません。 ちょっとだけ長期目線が必要になりますが、こんなふうに少しずつ身体の仕組みを知って、捉え方が変わっていくと気持ちも楽になっていきます。

それは今の今からやっていけること! そのためにこの資料をまとめました。

どうかご自身の、またはお子さんの身体の働きを責めすぎることのないように、身体の力を引き出して支援できるように、皆さんのアトピー改善を心から応援しています。

一人で悩むとどうしても視野が狭くなり、極端な方法を選んでしまったりしがちです。(過去の私がそうでした)

ぜひ、一歩を踏み出してより根本的な取り組み(=本質的なものは一見して地味です)をしていただきたいと思っています。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました! またお会いしましょう☺︎






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