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急性期の食事思考法


改善初期やリバウンド時など、皮膚からの排出が激しく起きている時期は、かゆみ・痛み・不快感が非常に強くなりやすく、精神的にも体力的にも消耗しやすい状態です。

この時期に食事だけで「排出そのものを止める」ことは難しいですが、排出の勢いを必要以上に強めないことは可能です。

少しでも苦痛を軽減したい場合は、これまでお伝えしてきた食の知識とあわせて、以下のような食材・摂り方を一時的に控えることをおすすめします。



急性期に控えたいもの


青魚

排出が激しい時期には

・脂質の負担
・ヒスタミン量が比較的多く、かゆみを誘発しやすい

という点から、症状が強い間は控える方が楽なことがあります。

肉の脂身部分

脂身は消化に負担がかかりやすく、内臓の処理能力を超えると排出を強める要因になります。

脂身は取り除く、または茹でこぼすなどして負担を減らしましょう。

油脂全般

揚げ物や炒め物など油を多く使う調理法は、排出の勢いを強めやすい傾向があります。急性期は

・茹でる
・蒸す

といった調理法を中心にすることで、体への負担を軽減できます。

大量の甘いもの

一度に多くの糖分を摂ると血糖値が急上昇し、その反動で

・炎症反応
・かゆみ

が強く出やすくなります。



甘いものは「摂り方」が大切


急性期は、皮膚の修復や排出に多くのエネルギーを使う時期でもあります。そのため「甘いものは完全にNG」というわけではありません。

大切なのは、ドカ食いをしないことと血糖値を急激に上げないことです。少量の糖分をこまめに摂ることは、

・エネルギー補給
・血糖値の安定

の両面で助けになります。

個人的な体感としては蜂蜜が最も使いやすいですが、オリゴ糖など、ご自身に合うもので構いません。

目安としては、ティースプーン1〜2杯を1日3〜5回程度を分けて摂ると、負担が少ないことが多いです。体調変化を見ながら調整していきましょう。



水分の調整方法


基本はしっかりと水分を摂って、自分の力でお小水として排出すると言う考え方がベースになりますが、急激なリバウンドなどで、体全体が浮腫み、患部の滲出液が多い時(強い赤みとジュクジュクが掛け合わされている状態)の時は、利尿作用のあるお茶の力を借りると良い場合があります。(観察はしっかりと)

お茶別のポイント

お茶の種類カフェイン量陰陽の性質利尿作用こんな時におすすめ
玉露極多極陰強力シャキッとしたい、強く熱を冷ましたい
抹茶集中力を高めたい、代謝を上げたい
緑茶(煎茶)リフレッシュ、食後の口直し
紅茶体を温めつつ、気分を上げたい
ほうじ茶平〜温リラックス、食事中の水分補給
三年番茶微量極陽なし慢性的な冷えがある、養生したい
麦茶ゼロなし夏場の水分補給、お風呂上がり
ルイボスティーゼロなし偏りが少ない、就寝前のリラックス
ハトムギ茶ゼロ肌荒れ、体のむくみを取りたい
黒豆茶ゼロ冷え性改善、血行を良くしたい
コーン茶ゼロむくみがひどいが冷やしたくない


陰陽(体の温度への影響)

陰: 体の熱を逃がす。暑い時やのぼせに良い。
陽: 体を芯から温める。冷え性や寒い時に良い。
平: 偏りがなく、いつ飲んでも安心。

利尿作用の決まり方

ハトムギ茶やコーン茶のように、カフェインがなくてもカリウムや特有成分によって利尿を促すものもありますが、基本的には「カフェイン量」に比例します。


基本のチョイス

急性期でのぼせや暑がる時はハトムギ茶、暑さがない場合はコーン茶がおすすめです。

赤みやジュクジュクが落ち着き急性期を超えたら、利尿作用の強いものは卒業して、お水に切り替えるか、どうしても味が欲しい場合は、ルイボスティーや麦茶、番茶が候補になります。(体調に合わせて)



急性期の捉え方


大前提として、急性期の症状はとても爆発的です。食事を調整したからといって、その症状が一気に軽くなる時期ではありません。

食事調整は「治すため」というよりも、これ以上つらくならないためのサポートという位置づけで考えてください。

ストレスが強くなるとかえって回復を妨げることもあるため、無理をせず、できる範囲で、続けられる形で調整していくことが何より大切です。

体は、ちゃんと回復に向かっています。その過程を、少し楽にしてあげるイメージで取り組んでください。



判断材料:お小水と便(判断軸にも掲載)


お小水と便がしっかりと出ていることが好転のベースとなります。今は症状が出ていても、通常の排出ルートがしっかりと機能し続けられれば、いずれ皮膚は使わなくなります。

お小水の材料は「水」、便の材料は「水+食べ物(食物繊維)」です。

食の項目でお伝えしているように、水分は出来るだけただの水で摂るように、食物繊維はお野菜類を摂取していれば必ず摂取できているので、どちらも意識していきましょう。

基本の摂取とお腹のケアを合わせることで内臓全体がすくすくと元気になっていきます。


理想的なお小水の特徴

頻度:1日5〜7回
感覚:我慢せず自然に出る
色:薄い黄色〜麦茶色
におい:強すぎない
出た後:スッキリ感あり


理想的な便の特徴(バナナ状)

頻度:毎日〜1日おき
感覚:力まずに出る
色:黄土色〜薄茶色
におい:強すぎない
出た後:スッキリ感あり



便の状態に合わせた対処法

コロコロ便(兎糞状):水分をしっかり摂る
ベタベタ便(拭きにくい):脂質・糖質・乳製品過多に注意
軟便(未消化便):よく煮込んだ温かいスープなどを摂る
強烈な悪臭便:タンパク質の量を抑える







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