ブレない環境づくり
症状の揺れと、心が揺れるとき
アトピー改善の実際は、目に映る皮膚症状が、毎日わかりやすくきれいになっていくような一直線の経過とは違うことも多々あります。
だからこそ、途中で心が揺れるのは、ごく自然なことです。
これまで皮膚科で「まずは炎症を抑えましょう」と言われ続けてきた方ほど、知らず知らずのうちに「炎症=悪いもの」というイメージが強く刷り込まれています。
さらに、
・本人が苦しい
・その姿を見るのがつらい
このどちらも重なると、「本当にこれで合っているんだろうか……」という迷いがよぎるのは、無理もありません。
特にそれが幼いお子さんの場合、夜中のかゆみやケアで、付き添う側もしっかり眠れない日々が続くこともあります。
そんな中で不安になるのは、弱さではなく、人として自然な反応です。
揺れた時、思い出してほしいこと
ただ、そこで「もっと楽な方法はないだろうか?」と、また別の方法を探し始めてしまうと、また渡り鳥さんの状態に戻ってしまいます。
蛇口を開いたホースの出口を無理やり塞げば、いずれどこかが破裂して、新しい出口ができる。これは、体の中でも同じことが起きています。
新薬は次々に登場していますが、多くの場合は「炎症という出口を塞いでいる」だけで、根本改善ではありません。
排出したかったものは、では一体どこへ行くのでしょうか。
たとえば、プロトピックが「副作用のない魔法の薬」として登場してから、すでに30年近くが経ちました。
現在では、ステロイド以上の副作用を指摘する医師の声も出てきています。
実際に、プロトピックを使い込んできた私自身も、ステロイドの副作用だけでは説明できない、より根深い影響を体感しています。
新薬の本当の評価は、数十年後にならないとわからない。それは、どの時代でも変わらない事実です。
そして何より、アトピー改善そのものは、本来そこまで複雑な仕組みを必要としない。それは、ここまでお伝えしてきた通りです。
迷ったら、原点に戻る
ぐるぐる考えてしまったり、気づけばまた「アトピー」と検索してしまったり。
そんなときは、この教科書に戻ってきてください。ここに書いてあるのは、流行や一般論ではなく、本質だけをまとめた内容です。
だからこそ、「ちょっと世間の話とズレているな」と感じる部分もあると思います。考え方として馴染むまでに、少し時間がかかるのも当然です。
まずは、3回、繰り返し読んでみてください。
そして気持ちがブレたときは、そのときに必要そうな項目だけを、また開いてみてください。
ブレない環境が、心を支える
お伝えしてきたように、しんどい時期は、誰でも心が揺れます。
・これは悪化なのか、好転なのか
・今やっていることは合っているのか、間違っているのか
それが分からなければ、不安になるのは当然です。以前の私は、まさにその典型でした。
そんなときに必要なのは、今どこを歩いていて、どこへ向かっているのかがわかる地図と、安心して相談できる場所です。
不安やブレは、「道のりがきついから」起きるのではありません。
「自分が今どこにいるのか分からない」ことが、いちばんの原因です。
私たちは、独学より「伴走」を選んでいる
たとえば子育てでも、より良い結果を願って、塾や習い事に通わせます。
料理も、ヨガも、スポーツも同じ。専門家に教わるほうが、独学よりも最短最速だと、私たちは知っています。
もちろん、途中で苦しいことはあります。嫌な練習や、地道な積み重ねも必要です。
私自身も、整体技術は常に学び続けていますし、SNSが分からなければ専門家に学びます。次男の野球とスイミングはコーチに任せ、自然体験は探検隊の皆さんにお願いしています。
それと同じで、アトピー改善も、一人で抱え込む必要はありません。一人で考えると、煮詰まります。あなたは、決して一人ではありません。
私の個別サポートが必要な時は頼ってください。まずは特典の個別相談をぜひ使ってくださいね。
私からのメッセージ
私自身、長い間、周囲の協力も得られず、自分の軸も定まらないまま進んできました。
時間も、労力も、お金も使い、結果的に、家族も、当事者である我が子も、大きく振り回してしまったと思います。
当時の私は、「一発逆転の方法が、どこかにあるはず」と、本気で思っていました。
でも、一夜漬けで東大に入る人はいません。起業してすぐ一流企業になる会社もありません。
すべては、コツコツ積み重ね、試行錯誤した結果です。身体づくりも、まったく同じでした。
今なら「一発逆転なんて、あるわけないよね」と笑えますが、あの頃の私には、その仕組みが分からなかった。
だからこそ、あの遠回りも必要だったのだと思っています。
変わったのは、体だけではありませんでした
体の仕組みが腑に落ちたとき、不安も、焦りも、迷いも、自然と消えていきました。
それと同時に、周りの人の気持ちも尊重できるようになりました。
以前は「どうして分かってくれないの?」とばかり思っていましたが、今は「そういう考え方なんだね」と、受け流せるようになりました。
すると、不思議なことに、環境が少しずつ変わっていったのです。
孤独だった日々から、今では、家族を含めた周囲の方々が、信頼と理解、そして協力を寄せてくれるようになりました。
最後に
私には私の背景があり、相手には相手の背景があります。その背景を大切にできるようになったとき、自然と応援してくれる人が増えていきました。
何十年も積み重ねてきたものは、一日でひっくり返ることはありません。
だからこそ、環境も、アトピー改善の軸も、ゆっくり育てていけばいいのです。
焦らず、今できることを、コツコツと。
自分にも、相手にも、環境にも、少しだけ優しい気持ちで過ごしてみてください。
それは、体の改善だけでなく、あなたの人生そのものを、豊かにしてくれる力になります。
あなたと、あなたのご家族の心と体の健康を、心から願っています。