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家族や周囲の協力


よく伺うお悩みのひとつに、「パートナーや自分の親から理解が得られず、つらい」という声があります。

常に応援してもらえたら理想的ですが、最初から理解されないのは、むしろ普通のことだと思っておくと、心が少し楽になります。

この教科書を手に取ってくださっているあなたも、ここに辿り着くまでに、きっとたくさんの経験や迷い、葛藤を重ねてきたはずです。私自身もそうでした。

何かあれば病院に行き、先生の指示に従い、深く考えることなく「言われた通りにする」。それが当たり前だと思って、長い間過ごしてきました。

けれど、体が本当に限界を迎えたとき、ようやく「考える」という選択肢に出会うことができました。

私の場合、それが自分自身の体のことでありながら、気づくまでに約30年もかかりました。(トホホです…)

それが、我が子や孫といった「自分の体感が直接届かない存在」のこととなれば、理解に時間がかかるのは、ある意味とても自然なことです。




立場や世代によって、見えている世界は違う


母親は、子どもと過ごす時間が長くなりやすく、生き物としての特性もあって、日々の小さな変化に気づきやすい傾向があります。

一方で、男性は

・理屈
・データ
・専門家の言葉

を信頼しやすく、医療のほうが安心材料になりやすい場合が多いです。

さらに、親世代になると、「医師の言うことは絶対」「病院に行くのが一番安心」という価値観が、かなり強く根付いている世代でもあります。

これはもう、個人の問題というより、時代背景そのものと言っていいでしょう。




分かり合えないときに大切なこと


理解してもらえないときに、大切にしてほしいことは、次のふたつです。

① 時間をかけること
② 感情的にならないこと

自分に「当たり前」があるように、相手にも、相手なりの「当たり前」があります。正しさで押し切ろうとせず、ゆっくり向き合っていくしかありません。

私自身も、何かと新しいことを始めるタイプだったので、家族からは「また何か変なことを始めたぞ……」と、常に不審がられていました(笑)

でも、それでいいや、と思っていました。

今、言葉で説明しても、きっと伝わらない。いずれ結果が現象として証明してくれると。

その途中でどうしても協力が必要なときだけ、正直に、ただただお願いをしました。




家族もまた、それぞれの正しさの中にいる


向き合い方や距離感、伝え方は、家庭環境や一人ひとりの性質によって大きく異なります。

ただひとつ共通しているのは、家族はみんな、それぞれの形で「良かれ」と思っているということです。

実は私が離婚に至った背景にも、長男と私自身のアトピーに対する理解が得られなかったことが、大きく関係していました。

当時は相手を責める気持ちが強かったですが、今振り返ると、独りよがりで、押し付けがましく、ただ暴走していただけだったな、とも思います。

一言で言えば、心がまだ未熟だったのだと思います。(今もなお、成長の途中ではありますが)




変化はいつもゆっくり積み重なっていく


体の変化も、心の変化も、環境の変化も、焦らないことがとても大切です。

そして、ご自身の「心の成長」に対しても、どうか焦らないでください。

体も、心も、環境も、コツコツと積み重ねていけば、必ず、少しずつ変わっていきます。

あなたが今、真剣に向き合っているその姿勢自体が、すでに大きな一歩です。









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