メガビタミン思考
アトピー=栄養不足と考え、血液検査で不足があった栄養素を補うためにサプリを勧めるクリニックがあります。
しかし、この考え方には見落とされがちな大切なポイントがあります。
本当に不足しているのか?
栄養素が体に行き渡るには、摂取+消化+吸収のすべてがうまく働く必要があります。
- 食事量は十分でも、消化や吸収がうまくいかなければ、体は不足状態になります。
- この状態でさらにサプリを摂ると、内臓に負担がかかり、余計に疲弊して栄養吸収が悪化することがあります。
つまり、栄養を入れる前に、まずは内臓を整えて働ける環境を作ることが重要です。
メガビタミン療法とは?
メメガビタミン療法は、大量のビタミンやミネラルを摂取しても不要分は排出されるという考えで行われる方法です。
・健康な人なら、内臓がしっかり働き、栄養を最大限活用できます。
・アトピーやアレルギーの方は、すでに内臓が疲れていることが多く、大量の栄養を処理する負担が増えることがあります。
実際の体験談
あるお客様の施術中、お腹の疲弊がいつもより強く出ていることに気付きました。
「最近、何か普段と違うことをされていますか?」と伺うと、栄養療法を始めたとのことでした。
そこで私は、「解毒・分解が追いついていないようです。お腹の感覚に目を向けながら、サプリの摂り方を少し工夫してみてください」とだけお伝えしました。
すると、その後サプリを中止されたことで、内臓の状態はすぐに落ち着き、体調の改善もスムーズに進んだのです。
別の例では、毎年の健康診断で貧血と診断されていた方がいました。
お腹の整体を数ヶ月続けたところ、次の健康診断では貧血の指摘がなくなり、本人も「フラフラしにくくなった」と体感されていました。
食事内容はほとんど変えていないとのこと。つまり、栄養をしっかり吸収できる内臓に整った結果だと感じられたのです。
リバウンド時の実験
2025年に顔で起こったリバウンドは、約3週間ほどでほぼ収束しました。
その「ほぼ収束」のタイミングで、実験的にサプリ(栄養)を追加してみることにしました。
リバウンドから2週を過ぎた頃、皮膚の痛みはほとんど消えていて、奥から突き上げるムズムズも激減。ずいぶん楽になったな、と思える状態でした。
使ったサプリは、マルチビタミン&ミネラル。以前から頓服として時々使っていた、自分に合っているものです。(味覚が鈍くなるとたまに飲む程度)
量もメガビタミン療法のように多めに摂ったわけではなく、規定量の半分ほどです。
ところが、飲み始めて数日すると、体感として少しずつ疲れが増してきました。ムズムズ感も徐々に増え、リバウンドが始まった時のような「膨大なエネルギーを使っている疲労感」がじわじわと強まっていきました。
1週間ほど試した後、中止を決めると、スルッとムズムズが減り、疲労感も消えていきました。
これは、サプリが悪さをしたわけではなく、単に「エネルギー源が通常より多く入ったことで、排出する力が強まった」だけのことだと感じています。
体感が許容範囲内であれば、そのまま摂取して排出を促すのも一つの考え方ですが、この時はぐったりしてしまったので中止が正解でした。
他の例では、2017年の顔のリバウンドは油の摂取量を急に増やしたことがきっかけでした。
それまで油を摂るのは怖くて控えていたのですが、次男出産後に「なんだか油を摂った方がいい気がする」と直感的に摂り始めたのです。
すると3日ほど経って、頬に膿を伴う湿疹が出始め、一時は顔中に広がりました。
でも体感は意外にも辛くなく、油という乗り物で油溶性の老廃物が出てきているんだな、と感じながら淡々と過ごしました。
排出期間中も、油を摂りながら体が出すタイミングに合わせるイメージです。この時は1ヶ月半ほどで元に戻りました。
まとめ
栄養素や油を摂ることで、体から何かが出てくるのは決して悪いことではありません。ただし、体がぐったりするほど消耗する場合は、明らかにキャパオーバーです。
2025年のリバウンドで実感したのは、過不足のない食事を淡々と続けることの大切さです。
老廃物の排出には水分や油分といった「乗り物」が必要ですが、極端に摂りすぎず、また極端に恐れず、適度に摂取すること。
こうすることで、体は自分のキャパシティーに合った排出を自然に加減できるのです。
排出期はどうしても辛いものですが、その中でもなるべく楽に過ごす。
極端に恐れすぎず、極端に摂りすぎず、淡々と体の声に寄り添うことが大切だと感じています。